台所から広がる食事革命と母性回復、
             そしてイヤシロチの回復が問題解決の大きなカギ!


心臓病、ガン、エイズ、糖尿病、ぜん息、アレルギーなどの虚弱体質、そして非行や精神病、家族崩壊など、肉体と精神のもろさと退化の傾向は、世界中の文明社会に広まりつつあります。

 この傾向が更に続いていけば、今世紀(21世紀)には人類の半数近くが、肉体と精神の慢性的病理のため、危機に瀕するようになるのは火を見るよりも明らかです。
これらを未然に回避して、この地球を健康で柔和な場所に作り替えることはできないでしょうか?食物学を社会的、生態学的な視点に立って研究し続ければ続けるほど、生命を形作る食事と食文化の大切さに気づかずにいられません。

 子供の健康と家庭の安定した結びつきのためにも、ビジネスマンが職場にあって、ストレスを感じずに活力のある仕事を続けるためにも、食事が大切です。出産と育児とそれにまつわる食生態についても押し進めていくと女性の健康へとつながっていきます。家庭の大脳ともいうべき母親の母性、そして母性に裏打ちされて作られる料理こそ家庭問題、教育問題、社会問題をとく大きなカギを握っていると言えましょう。

 東洋的な妊娠の産前・産後の食事と生活法の知恵が失われ、母乳育児を本格的に指導できない今の病院体制の中では母性スイッチが十分に入らないために、子育ての本能を持ちにくい女性が増えつつあります。幼児虐待や夫の家族への暴力はこれらの東洋的な知恵の欠落と無関係ではないでしょう。しかもこれらの密室のバイオレンスは時を越えて拡大再生産される必然性を持っています。自然の法則や地球のりんねの法則に従って生命を営む植物や動物との(調和)のうえに成り立った食べ方の法則、そして生活の方法、さらに宇宙の法則までを生活に取り入れることが大切だとおもうのです。

 血液と細胞が活力を帯び、人間性を高めていく食事法とは、東洋の伝統的な宇宙観に根ざした生活観、食事観ではないかと考えます。それらを西洋料学によって裏打ちし、現代によみがえらせ、また世界へと広めていくことが今求められます。

 そして、この台所から台所へと広がる食事革命と母性の回復は、生物学的、生理学的、そして精神的な文化革命と呼んでも間違いないでしょう。
この方法によってのみ、21世紀に健康で平和な一つの世界を見ることが可能ではないかと思うのです。

 ここ5/6年ほどの間にアレルギーや喘息・アナフラキシーの予防の予防の観点から、プラスイオン・マイナスイオンの研究を行うようになりました。家電製品としてもマイナスイオングッズを推奨するという表面的な取り組みではなく、むしろ縄文人のカタカムナの中にプラスイオン・マイナスイオンのテクノロジーを使った農業法や、病気の予防法の表現が見受けられ、このプラスイオン・マイナスイオンの発想とテクノロジーは1万年前からあったのです。

 それを現代によみがえらせる為に、菅原研究所では全力で科学的な研究に取り組んでいるつもりです。プラスイオンの多いところがケガレチ(汚れ地)マイナスイオンの多いところをイヤシロチ(癒し地)と縄文人は呼んでいました。

 21世紀地球全体がケガレチになって・・・赤くさび付いた地球に文明が滅ぶのか。青い地球のイヤシロチに人間が互いに物質文明から次なるステージに上り、豊かな文化・文明を作り上げていくのか・・・それは小さな研究所においても自分の使命と責任を認識しつつ仕事に取り組んでいます。

 こうした考えにもとづいた社会的なムーブメントや、ビジネスが世界中で着実に広がっていることは心強いところです。

食生態学者・保健学博士
菅原明子