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マイナスイオンの私たちの身体への生理的な効果や影響は、なかなか目に見えづらく、わかりにくいですね。「心地よい」とか「気持ちいい」などの指標も主観的なことが多く、実際はどうなのか、と言う部分が見えにくい点も上げられます。
ここでは、マイナスイオンを使用しているエアコンや毛布など、様々な製品を使って、実際に私たちの身体にどのような影響を与えているのかを、実験してみました。菅原研究所が今まで行ってきた実験や研究を分かりやすく解説していきます。数字やデータで見る、「気持ちよさ」や「快適さ」は分かりやすいですね。「マイナスイオンは実際どうなの?」こんなあなたの質問や疑問にずばりお答えしましょう!
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これまではマイナスイオンと私たちの体との関係を見てきました。体にいいマイナスイオンというのは、最近クローズアップされてきましたが、農作物の保存や殺菌などの業務用では、しばらく前からマイナスイオンが使われていること、ご存じでしょうか。
野菜などの冷蔵技術に、微量のオゾンとマイナスイオンを混在させると、細菌などの繁殖をおさえ、野菜や花の鮮度を維持することができます。工業用としては多く使われている技術でもあります。
今回は、マイナスイオンと農作物の栽培についての実験を行ってみました。農作物の成長とマイナスイオンに関してはいくつか考えられます。
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一つは、ハウス栽培など密閉した場所では、プラスイオンが増加する傾向があり、害虫などが発生しやすいと考えられます。従来は農薬や殺虫剤などを使って害虫の駆除を行っていましたが、マイナスイオンの技術によりこれがクリアできる可能性です。
また、土壌の還元力を増す効果も期待できます。土壌の還元力というのは、酸化して腐敗細菌やカビなどが多い土壌から、有用微生物が多く住める土壌へと還元することをいいます。
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実験は、生育結果のでやすい温暖な沖縄の本島にある宜野座村の協力を得て、村内のハウスラン栽培農家との実験になりました。
ラン栽培を行っているビニールハウス舎にマイナスイオン発生器を一定期間設置し、コントロール群との、生育状況の比較およびマイナスイオンの測定を行いました。
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3月から7月の4ヶ月間にわたる実験の結果がこの写真です。
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マイナスイオン発生器使用
Negative ion>90,000~100,000/cc
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controll
Negative ion>500~1,000/cc
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新芽の生育が早い(10倍程度)
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新芽が少ない
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根が太く張りが大きい
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根が細く張りが小さい
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L,Sサイズの新芽共に数が極端に多い
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新芽は普通。カビ発生が多い
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写真からわかるとおり、マイナスイオンを暴露していたランの群では、新芽の生育が早く、根も太く張りがあり、カビも少なかった、という結果になりました。新芽に関しては、目視ではありますが、コントロール群と比べて、10倍程度多くついていたことも確認されています。 |
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ハウス栽培におけるカビの発生を防ぐ効力は、その生産性において多大な収益と費用削減の可能性を示すものです。
まだまだマイナスイオン技術を使った、農作物や生花などへの応用の実験研究の事例は少ないですが、今後期待される分野でもあります。
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