マイナスイオンの私たちの身体への生理的な効果や影響は、なかなか目に見えづらく、わかりにくいですね。「心地よい」とか「気持ちいい」などの指標も主観的なことが多く、実際はどうなのか、と言う部分が見えにくい点も上げられます。
ここでは、マイナスイオンを使用しているエアコンや毛布など、様々な製品を使って、実際に私たちの身体にどのような影響を与えているのかを、実験してみました。菅原研究所が今まで行ってきた実験や研究を分かりやすく解説していきます。数字やデータで見る、「気持ちよさ」や「快適さ」は分かりやすいですね。「マイナスイオンは実際どうなの?」こんなあなたの質問や疑問にずばりお答えしましょう!
マイナスイオンが私たちの体に与える影響を様々な視点から見てきました。ここでは、マイナスイオン環境が、通常の環境よりも私たちの体を温める効果があるかもしれないといいう事を検証してみました。
体の体温は常に一定に保たれるように調節されています。脳の中の中枢や、体が持つ恒常性(ホメオシタシスともよばれます)が、周りの温度や体の状態にあわせて調節していると考えられています。高熱がでたときなどは、体は自動的に血管を拡げて高温を体外に逃すような働きをしたりしています。
この体温の調節の指令を行っているのは、脳から体中にはり巡らされている神経網やそこを流れる神経伝達物質などです。一過性の温度上昇は、細胞単位での刺激による活性化などにより見られますが、恒常性を含めた体温は、いくつかの体温中枢システムが複雑に相互しあいながら行っていると、現在では考えられています。
マイナスイオン環境と通常環境における体温上昇の違いを測定してみた結果が次の図です。
マイナスイオン発生毛布と通常毛布にくるまってもらい、30分間での体温上昇をサーモグラフィーという測定器械ではかったものです。図のなかで。赤い部分ほど温度が高いという事を示しています。実験に協力してもらった女性は極度の冷え性で、実験前の測定では、手足などの末端の体温が低すぎたために、サーモグラフィーの設定温度幅におさまらず、色が見えない状態でしたが、マイナスイオン毛布装着後は顕著に体温の上昇が見られました。