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ダイエット専科

菅原研究所


 マイナスイオンの私たちの身体への生理的な効果や影響は、なかなか目に見えづらく、わかりにくいですね。「心地よい」とか「気持ちいい」などの指標も主観的なことが多く、実際はどうなのか、と言う部分が見えにくい点も上げられます。

 ここでは、マイナスイオンを使用しているエアコンや毛布など、様々な製品を使って、実際に私たちの身体にどのような影響を与えているのかを、実験してみました。菅原研究所が今まで行ってきた実験や研究を分かりやすく解説していきます。数字やデータで見る、「気持ちよさ」や「快適さ」は分かりやすいですね。「マイナスイオンは実際どうなの?」こんなあなたの質問や疑問にずばりお答えしましょう!

 

 

 

 最近は、テレビの健康番組などでも、「乳酸値」という名称を耳にするようになってきました。この、血液中の乳酸値、というのは、私たちの体の疲労度をあらわす目安でもあります。

 日常生活で、運動したり筋肉を使うと、エネルギーの代謝のサイクルの中で、乳酸と呼ばれる物質が、どんどんとたまっていきます。「体がだるいな」とか、「筋肉が疲れちゃった」という状態の時は、血液中に乳酸がたまってしまっている状態の事なのです。

 通常であれば、時間が経つと、この血液中の乳酸は肝臓で分解代謝されていきます。運動した後の疲れも、しばらくゆっくりしているとなくなっていきますね。これは、私たちの体が自然とそういう仕組みを持っているからなのです。

 

 しかし、加齢や、不健康なバランスの体だと、この乳酸の分解に時間がかかってしまいます。「最近なかなか疲れがとれないな」といった場合には、年齢的なものかまたは、からだのバランスを崩している状態でもあります。
 
 今回は、マイナスイオン環境が、体の乳酸値の回復度に与える影響を実験してみました。

 
 

 実験ではまず、協力してもらった大学生に、3分間の全力疾走の激しい運動をしてもらい、走行後、マイナスイオン環境と通常環境において、時間ごとに血中の乳酸値を採取測定しました。マイナスイオン環境は、マイナスイオンを発生する毛布を使用、この毛布はCRP加工の施された毛布(株式会社コーヨーサムシング・「温泉毛布」)で、300〜500個/ccのマイナスイオンが発生する毛布です。このマイナスイオン毛布と通常の毛布に、運動後安静状態でくるまってもらい、血液の乳酸値の変動を実験しました。

 

< マイナスイオン毛布を使った乳酸値の回復度 > 

 


  
 上の図で示したのがその結果です。運動直後に高い数値を示していた血中の乳酸値が時間とともに落ち着いているのがわかります。上段が通常の毛布を使用した場合の乳酸値の変動で、下段がマイナスイオン毛布を使用した場合のものです。

 安静時の5分〜20分間において、マイナスイオン環境では、急激な乳酸値の回復の傾向が見て取れます。

 

< マイナスイオン発生器を使った乳酸値の回復度 >

 


 こちらの図は、同条件での実験で、マイナスイオン毛布ではなく、マイナスイオン発生器を使用した場合の乳酸値の回復度合いを見たものです。やはり、通常の環境より、マイナスイオン環境において、乳酸値の回復の度合いが早まっている事がわかります。
 
 これらの実験結果は、私たちの細胞が、電子が奪われて不安定になっていた状態に、マイナスイオンにより新たな電子が取り込まれる事によって細胞が安定し、その結果、細胞内の老廃物や炭酸ガスの血液の送出がスムーズになったため、と考えられます。
 
 陸上スポーツや競馬などの競走馬の世界では、この血中乳酸値のコントロールを運動で行うクーリングダウンと呼ばれるトレーニングが重要視されています。からだの疲れの指標である乳酸値を短時間で減少させる、これはつまり、疲労を早く回復する、という事でもあり、私たちの健康な体の目安でもあるのです。

 第一回の実験での、「マイナスイオン環境が私たちの快適な目覚めや睡眠に影響している」という結果は、この血中乳酸値の早期回復、疲れを早く取り去る、という実験結果に連動しているのかもしれません。

 

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