前回の実験でも使った、マイナスイオンを発生する毛布を使用して、この脳波とマイナスイオンの関係を実験しました。使用した毛布はCRP加工の施された毛布(株式会社コーヨーサムシング・「温泉毛布」)で、300〜500個/ccのマイナスイオンが発生する毛布です。
脳波の測定は、センサーバンド式のものを使用しました。これは、頭の左前頭葉を測定し、毎秒送られてくる波形をFFT解析により、1hz単位での周波数分析を行うものです。
被験者には室内で安静にしてもらい、普通の毛布とマイナスイオンの毛布にくるまった場合の、脳波を時間ごとに測定しました。
図はそれぞれの毛布の場合にくるまった場合の脳波の一時間の動きです。
--普通の毛布にくるまった場合の脳波--
--マイナスイオンの毛布にくるまった場合の脳波--
これを分かりやすくまとめたのが次の図です。
脳波平均変動比率
図で分かる通りに、マイナスイオン環境で、脳波の変動に差がある事が分かります。普通の毛布よりもアルファ波が時間が経つ毎に多くでていました。
脳は私たちの体の、体温調節や身体の快不快、血圧や睡眠など、多くの生理現象をコントロールしています。マイナスイオン環境が人体に及ぼす生理的な影響を考えていくと、今後脳に関するいろいろな測定との関連が行われると思われます。
マイナスイオンが私たちの体と健康に与える影響は、今後様々な形で明らかになっていくと考えられています。
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