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ダイエット専科

菅原研究所


 マイナスイオンの私たちの身体への生理的な効果や影響は、なかなか目に見えづらく、わかりにくいですね。「心地よい」とか「気持ちいい」などの指標も主観的なことが多く、実際はどうなのか、と言う部分が見えにくい点も上げられます。

 ここでは、マイナスイオンを使用しているエアコンや毛布など、様々な製品を使って、実際に私たちの身体にどのような影響を与えているのかを、実験してみました。菅原研究所が今まで行ってきた実験や研究を分かりやすく解説していきます。数字やデータで見る、「気持ちよさ」や「快適さ」は分かりやすいですね。「マイナスイオンは実際どうなの?」こんなあなたの質問や疑問にずばりお答えしましょう!

 

 

 

 アルファ波と言う言葉を聞いた事がある方も多いかもしれません。私たちの大脳は、考えたり感じたり体をコントロールする働きを持っていますが、これらの動きに伴って脳電流が発生しています。例えば心配事を抱えているときと、心身共にリラックスしているときでは、脳に発生する脳波の種類も違ってきます。
 
 脳波は現在おおまかに以下の4種類に分類されています。

・β波:
周波数14-30Hzの速い波。前頭葉でよくみられる。不安、緊張時に出る波。

・α波:
周波数4-13Hzのリズム成人の安静閉眼覚醒時に後頭葉優位に出現する。

・θ波:
周波数4-7Hzの徐波.小児期によくみられるが成長により次第に減少する。

・δ波:
周波数0.5-3Hzの徐波.正常成人では睡眠中以外にみられることはない。 

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   このうち、アルファ波と呼ばれる8〜13Hzの脳波がでている状態が、集中したりリラックスしていることをあらわしています。

 逆にベータ波がずっとでている状態は、意識が緊張している事をあらわします。普段、朝起きて日常生活が始まると、私たちの体の5感が働きはじめてこのベータ波が出るようになるのです。

 逆に、睡眠時や旅行、好きな事などを行っている時は、アルファ波がでやすい状態になっています。アルファ波と言うのは、私たちの脳の活動の一つの目安にもなっています。

 マイナスイオンが私たちの体の健康に影響を与える実験は、現在、様々な大学や研究機関から出されています。「レナード効果」で知られるマイナスイオンも、「快適さ」や「気持ち良さ」「心地よさ」の指標でもありました。

 ここでは、私たちの体をマイナスイオン環境に置く事によって、脳波のうちアルファ波が増えているのかどうかを実験してみました。

 
 

 前回の実験でも使った、マイナスイオンを発生する毛布を使用して、この脳波とマイナスイオンの関係を実験しました。使用した毛布はCRP加工の施された毛布(株式会社コーヨーサムシング・「温泉毛布」)で、300〜500個/ccのマイナスイオンが発生する毛布です。

 脳波の測定は、センサーバンド式のものを使用しました。これは、頭の左前頭葉を測定し、毎秒送られてくる波形をFFT解析により、1hz単位での周波数分析を行うものです。

 被験者には室内で安静にしてもらい、普通の毛布とマイナスイオンの毛布にくるまった場合の、脳波を時間ごとに測定しました。

 図はそれぞれの毛布の場合にくるまった場合の脳波の一時間の動きです。

 

--普通の毛布にくるまった場合の脳波--




--マイナスイオンの毛布にくるまった場合の脳波--



 
これを分かりやすくまとめたのが次の図です。
 
脳波平均変動比率

 図で分かる通りに、マイナスイオン環境で、脳波の変動に差がある事が分かります。普通の毛布よりもアルファ波が時間が経つ毎に多くでていました。
 
 脳は私たちの体の、体温調節や身体の快不快、血圧や睡眠など、多くの生理現象をコントロールしています。マイナスイオン環境が人体に及ぼす生理的な影響を考えていくと、今後脳に関するいろいろな測定との関連が行われると思われます。
 
 マイナスイオンが私たちの体と健康に与える影響は、今後様々な形で明らかになっていくと考えられています。

 

 

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