レギュラー番組/菅原明子の「エッジトーク」

●ゲストー翻訳家 山川紘矢さん
≪1月20日(水)・1月27日(水)23:00~23:30・ラジオ日本「菅原明子の『エッジトーク』でどうぞ!≫


今回、2週にわたってお送りするゲストは、翻訳家の山川紘矢さん。山川さんの著書『輪廻転生を信じると人生が変わる』を中心にお話を伺います。

山川さんがスピリチュアルの道に入ったのは、40才を過ぎてから。将来は国際機関で働きたいという夢があったので、英語をブラッシュアップするのに役立つだろうと、英語で行われる「セルフ・アウェアネス」という自分自身への気づきを促すセミナーを受講したのがきっかけ。

それまで人生で最も大切なことは、勉強して学校でいい成績をとり、いい大学に行き、いいところに就職して、いい家庭を持ち、幸せに暮らすというものだった。世間で一番良いといわれてるという理由で、東京大学法学部に入り、司法試験に合格し、国家公務員上級試験でもいい成績をとり、キャリアと呼ばれる国家公務員として大蔵省に入り、外務省に出向し、世界銀行という国際機関でも働くことができました。エリートだとちやほやされ、「この世に何をしに来たのか?」なんて考えたこともありませんでした。(「輪廻転生を信じることで人生が変わる」より)

「人生で一番大切なことは、自分を知ることだと思います。そのセミナーをきっかけに自分自身を知り、「なんか違うぞ」と思った。クリエイティブなことをしたい。小説は書けないけど、英語を日本語にする翻訳なら、できるかもしれないと思った」(山川)

そして、ハリウッド映画スターの伝記が好きだったこともあり、現役の官僚だった当時、ハリウッド女優シャーリー・マクレーンの自分自身の話、離婚、不倫赤裸々に語っていた『アウト・オン・リム』を翻訳。

「夢もあったし、仕事はやめたくなかったが、病気になって大蔵省をやめた。試練だったと今は受け入れている。それまでは、「ありがとう」と言えない人間だったが、感謝できるようになった。人は平等だと思うようになった。病気に「ありがとう」と言えた時に病気も治る。」(山川)

「嫁姑問題とかはどうやって解決していけばいいでしょうか?」(菅原)

「縁があって姑と嫁という"演者"になっている。許したり、水に流していくことが人間の成長のきっかけになる。DV問題も、相手を非難するばかりでなく、まずは自分も顧みてみる。」(山川)

「心配しないこと。恐怖しないこと。心配していいことはない。心配するから武器を作ったりする。心配することの逆は信頼すること。昔は、心配性だった。今でも心配はゼロではないがある。インスピレーションを信じる。心に聞いてみる。心がいいと思わないことはしない方がいい。」(山川)

「輪廻転生は時代も国境も越える。前世も含めて考えるといろんなことを許せる。来世、現世、前世。夢があったら年をいいわけにしないでやった方がいい。ピアノが好きだったら、50歳からでもやればいい。来世で3才からピアノをやるかもしれない。」(山川)

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■山川紘矢(やまかわ こうや)

翻訳家。1941年、静岡生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省に入省し、マレーシア、 アメリカなどで海外勤務を重ねる。1987年に退官して翻訳家に。